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俺ガイル12巻ネタバレと感想!3人の関係性の正体がついに!

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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。12 (ガガガ文庫)

やはり俺の青春ラブコメは間違っている。こと俺ガイル12巻やっと発売!

いや~長かった2年間。

アニメ第二期終了と共に11巻が発売されてから2年。今までの俺ガイルは4ヵ月おきくらいに発売されていましたが、それがなんと2年。

しかも11巻ラストが「雪ノ下の依頼」と言う意味深なラストで続きが気になって仕方なかったのに!

その間作者の渡航氏は、クオリディアコードやガーリッシュナンバーという果たしてどれだけの赤字を出したのか気になる作品を輩出していましたが...

という事で12巻の感想とネタバレ参ります!

12巻の大まかな内容

12巻は、雪ノ下の依頼と、生徒会主催の、3年生の謝恩会で「プロム」をやりたいと一色に頼まれた以来が中心の話になります。

そして何より、3人の関係性と、八幡、由比ヶ浜、雪ノ下3人のそれぞれの気持ちがようやくわかる巻になります。

雪ノ下の依頼

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11巻ラストで雪ノ下が、「私の依頼を聞いて」と言っていました。

まず、雪ノ下は父の仕事を継ぎたいと考えていました。雪ノ下の父は県議で、かつ建設会社を営んでいます。その跡継ぎは本来、姉の陽乃だと母が決めていましたが、雪乃は自分が継ぎたいと思っていました。

それを、しっかり話し合い、そして諦めたい。

きちんと話し合った上で無理ならば諦めきれる。そうしないときっと諦める事は無理。

雪ノ下の依頼は、その最後を、二人に見届けてもらいたいというものでした。

3人は雪ノ下の家へ行き、そして雪ノ下は陽乃に話をします。自分と、陽乃と、母さんの話を。

しかし陽乃は自分が聞きたかった話ではなかったようですが、それでも「前よりマシか」と了承し、そして雪乃はしばらくの間実家に戻る事になりました。

比企谷八幡はお兄ちゃんである

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12巻の前半は、ほぼ「八幡はお兄ちゃん」という事を知らしめるくだりでした。

小町や川崎と、の妹の京華と、そしていろはすと陽乃。

雪ノ下の家を出た後、コンビニ行くついでについてきた陽乃に「君はいつもお兄ちゃんしてるけど」と言われます。

『いつも雪乃の事を助けてる』ことに対する皮肉ですが、八幡は「小町のお兄ちゃんだから当たり前だ」と認識します。

そして小町の受験や、川崎の妹の京華とのくだり。ちなみに小町と、川崎弟の大志は合格です。

そして、いろはすにプロムについて依頼されるときのくだり。

八幡は、雪ノ下を必要に助けようとしてる事に対し、いろはすに「過保護」「お兄ちゃん」「妹扱いされて喜ぶ女の子なんていないですから」と指摘されます。

実際に小町の兄である八幡は「お兄ちゃん」と言われて悪い気はしませんが、「女の子に妹扱いするのは、男にお父さん扱いするのと同じ」的な指摘し八幡は納得します。

ちなみにプロムの依頼は基本雪ノ下一人だけで、由比ヶ浜と八幡はたまに手伝いする程度の役割です。

3人の関係性の正体

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プロムの準備が順調に進む中、なんと学校に雪ノ下の母と陽乃が来ます。

プロムは取りやめにしろという事を話に来ました。

雪ノ下の母は保護者会の理事長で、父の仕事柄だったりで発言力も強く、そして彼女の言う事は的をついており、学校側も取りやめにせざるを得なくなりましたが、学校側で話し合うという事で一旦お開きになりました。

雪ノ下はプロムを中止にはさせまいと言い、そして八幡も自分も手伝う的な事を言いますが、雪ノ下は「私たちの仕事だから、私がやるべき」と断ります。

八幡は「こだわってる場合じゃない」と言いますが、、陽乃は「またお兄ちゃんするの?」。八幡の、雪ノ下を毎回助けようとする姿に言った陽乃の一言。

由比ヶ浜は「大事な人を助けようとするのは当たり前」と反論しますが、「大事だと思うなら相手の意見を尊重することも大事」と言い、そして「あなたたちも関係、なんていうか知っている?」と聞くと雪ノ下が「やめて、分かっているから」と。

そして雪ノ下の意見で、今回は雪ノ下のみでやり、八幡と由比ヶ浜は手を貸さないことになりました。

そしてその後八幡は下校する際、陽乃がついてきます。

そして陽乃は八幡に、「3人の関係性を当ててみて」と言われます。

八幡は「言わないと解放されない」と理解し、「三角関係、とか」。

八幡は、確信してたかどうかは分かりませんか、二人から好意を寄せられている可能性はあると考えていたっぽいです。

しかし陽乃はその言葉を笑い飛ばし、3人の関係は「共依存」だと教えます。

雪乃は、八幡に助けられる事へ依存しています。

八幡は、雪乃を助けにことに存在意義を出している。すなわち依存しています。

そして由比ヶ浜は、雪ノ下に依存していました。

八幡の気持ち

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後日、由比ヶ浜からプロムは中止になりそうだと言う趣旨を聞いた八幡は、平塚先生に電話します。

平塚先生曰く、雪ノ下からプロム中止の事は八幡に言わないよう言われていました。つまり、プロム中止は雪ノ下も諦めているという事です。

そして平塚先生は八幡に問います。

「それでもまだ君がプロムを手伝う理由はあるか?」

黙る八幡に先生は「電話で黙られたわ分からん。君の悪い癖だ。ちゃんと言葉にしろ。...待つから」

それでも適当に言いくるめようとしますが、「それでも私はずっと待つよ。...だから言葉にしてくれ

そして八幡は言います。

「...いつか、助けるって約束したから。」

原作9巻で、ディズニーで雪ノ下に言われた事ですね。

先生は「それでいい。時間を作るから来い」と言い、八幡は由比ヶ浜に言い残し平塚先生のもとに向かいます。

平塚先生の元へ向かった八幡を見送る由比ヶ浜は、泣いていました。

由比ヶ浜の気持ち

由比ヶ浜は、雪ノ下の八幡に対する気持ちに気付いていました。

そして、雪ノ下が自分の気持ちを諦め、そして由比ヶ浜に譲ろうとしているという事もわかっていました。

そして、自分の気持ちを言うのはずるい事で、さらに八幡の気持ちを知るのが怖かった。しかし、薄々八幡の気持ちが雪ノ下に向いているのは気付いていました。

原作10巻で、保健室で雪ノ下が八幡を手当てしているとき、由比ヶ浜は扉の後ろで聞き耳を立てていましたね。

八幡の気持ちは雪ノ下に向いてると感じていたからこそ、自分の気持ちは諦めようとしていましたが、本心では「本物」などほしくなく、今の関係性のままでよかったのです。

由比ヶ浜は、全て雪ノ下に押し付けてきました。八幡は雪ノ下が好きなのだ、という理由で、自分の気持ちを伝えたりもしなく、でも八幡への気持ちを諦めたり譲ったりする事も出来ず、今の関係性を保っていました。本物じゃない関係を望んでいました。雪ノ下の邪魔していたのです。

雪ノ下のヒーローをしている八幡が好き、て感じの、リゼロのレムみたいな感じでしょうかね?

そして、八幡が雪ノ下を助けようと平塚先生のもとへ向かう時、止める事はしませんでした。八幡を諦めたのです。

これでよかった。そう思いますが、由比ヶ浜の目からは涙が流れます。八幡の気持ちが完全に雪ノ下に向いていると確信したんでしょうね。

※筆者の見解のため間違っている可能性はあります

感想

12巻の表紙は雪ノ下でしたが、内容は由比ヶ浜の話と言っても過言じゃありませんでした。

読んでる最初のうちは、「2年待たせてこれか?」と思うほどつまらなかったです。

しかしラストの由比ヶ浜の独白で手のひら返しました。

健気すぎて涙出てまうわ!

しかし、ここまで書いてきましたが、3人それぞれの感情がはっきり把握できませんね。

主人公視点の作品なのに、八幡の感情すら読み取れません。雪ノ下、由比ヶ浜、それぞれに対する好意だと読み取れる描写があり複雑です。

少なくてもいろはすや川崎エンドはないですね...

はっきりした描写がないため、やはり13巻が出るまで待ちですね...。

12巻の考察記事はこちら

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