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すかすか アニメ以降(原作4~5巻)のネタバレ!ヴィレムとネフレンは本当に死んだのか?

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終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? #05 (角川スニーカー文庫)


すかすかのアニメ、無事最終回を迎えましたね。

原作を見ていない人からしたら好評っちゃ好評でしたが、ラストの終わり方が中途半端だったため「続きが気になる!」と言う声がかなり多かったと思います。

しかし、正直2期制作の可能性は低いと思います。円盤の売り上げがあまり期待できないためです。OVAなどの可能性は0ではありませんが、ない可能性のほうが高いと思います。

ですのでアニメ以降の話(4~5巻)を簡単にネタバレしていこうと思います。原作は全5巻でひとまず完結しており、現在第2部が4巻まで刊行中です。

クトリとネフレンとは本当に死んだのか?

アニメラストでは、クトリは大量の獣と戦い、ヴィレムに「ありがとう」と言ったところで後日談が流れ、クトリ・ネフレンは死んでしまい、アイセアが号泣しているシーンしかありませんでした。アニメしか見てない人は「本当に死んだのか?実は生きてるんじゃ?」と言った希望を持っているかもしれません。

まずクトリですが、彼女はのべ715匹の獣を一人で倒し、そして力尽きて死んでしまいました。後日、クトリの亡骸はナイグラートの元へ運ばれたため彼女が死んだのは確定です。

そしてネフレンですが、彼女は生きてますネフレンはヴィレムと共に500年前の地上の世界にいます

500年前の地上と瓜二つの世界にいる二人

ヴィレムは目を覚ますと、500年前に死んでいるはずのアルマニアがいました。ヴィレムを「お父さん」と呼んでいた子です。


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そしてネフレンもヴィレムもところにいました。

ヴィレムたちは、500年前の地上と全く同じ世界にいたのです。

もちろん地上の世界は500年前に滅びているため、ここは偽物の世界です。ヴィレムは、この世界は敵からの攻撃で、ヴィレムを誘惑し、この世界の住人にするための精神攻撃であると結論付けます。

第4巻はこの世界での話がメインになります。

この世界は、500年前、ヴィレムが石化された後で、地上が獣に蹂躙されるちょっと前の時間でした。

ヴィレムはネフレンと共にこの世界について調べていくうち、500年前の地上が滅びた瞬間になりました。

人間は、急に獣に代わり、そしてその獣がまだ人間のままの人にかみつくことで、その人間もまた獣になります。

ヴィレムはこの世界について何かを確信し、以前グリックと一緒に入っていった地下施設がこの世界にもあるはずだと思い、ネフレンと共にそこへ行きます。

そして、その奥には水晶の柱がありました。その柱には、獣になったアルマニアが浮かび上がっていました。アルマニアは「最初の獣」でした

この世界を作ったのはアルマニアでした。

アルマニアは、「この世界」にヴィレムが入って来るのをずっと待っていました。ヴィレムと最後に交わした、「バターケーキを胸やけになるくらい食べさせる」という約束のために。

ヴィレムは「ごめんな、約束、守れなかった」と言い柱の胸元を刀で突き刺し、そして世界は崩壊します。その同時に、アルマニアの獣としての「何か」が、ヴィレムとネフレンの中に入っていきます。

ヴィレムとネフレンは、半分獣になってしまいます。ここで4巻は話は終了です

獣の力を封印させるべく、記憶を封じられるヴィレム

ヴィレムとネフレンはお互い離れ離れになってしまいます。

エルピス国防空軍と呼ばれる軍の飛空艇が、ヴィレムを浮遊島へ回収しようとしていました。しかし飛空艇は、ヴィレムの獣の力によって灰色に消滅し、墜落してしまいます。+

そこでヴィレムは「ニルス」に拾われます。アニメでは出てきませんでしたが、500年前のヴィレムの師匠です。彼は星神「ヴイジトルス」と呼ばれる存在のためまだ生きています。

獣になってしまったヴィレムを見たニルスは、彼の記憶にフタをすることで、獣の暴走を止めます。フタをした記憶は、500年前の事や、クトリに関する事などの、ヴィレムの過去の事なため、日常生活に支障の出るような記憶は問題ありません。

記憶にフタをしているお陰で獣の力が封印されているため、仮に思い出してしまった場合、獣の力が復活してしまいます。

その後ヴィレムは、その時泊まっていた宿屋にお金を払っていない事を指摘されます。お金を持っていないヴィレムは「近くに徴無し(しるしなし)でもできる仕事はないか」と尋ねると、宿屋の主、アルタルトスに「ここで働かないか」と言われ、ヴィレムは宿屋で働きながら、マッサージの仕事をしています。当然以前の記憶がないヴィレムは「なぜ俺はこんなにマッサージがうまいんだ?」と疑問になりますが、体で覚えていました。

グリックと合流するネフレン

グリックは、「最初の獣」がいなくなってことに気付き、バロニ=マキシ一位武官たちと共に地上へ降りたところ、ネフレンを発見しました。

そしてバロニ=マキシ一位武官から、「獣を持ち込んだエルビス集商国が浮上大陸軍に持ち込んだ」という話を聞き、ネフレンはグリックたちと合流することになります。

妖精倉庫がなくなってしまう危機

「六番目の獣」を、クトリが大量に倒したお陰で、少なくても数年は浮遊島に獣が襲ってくることはない事が分かりました。

元々空を飛べる獣というのは「六番目の獣」だけなため、他の獣は倒さなくても浮遊島に危険はないみたいです。

しかし、そのせいで妖精倉庫の存続の有無が議論されます。妖精兵を所有して軍事力を誇示したい商団や、政治的に使いたいと考える権力者がいる事などから、妖精倉庫を解体する可能性が浮上しました。

浮遊島に現れる二番目の獣

ある日ナイグラートは、コルナディールチェ市に妖精たちを連れてやって来ます。アニメ4話で、ティアットの妖精兵として、体を調節するためにヴィレムがティアットと一緒に行った場所です。そこにはネフレンもいました。

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エルビス国防空軍が浮遊島に獣を持ち込んだのではないかという可能性が浮上したため呼ばれました。妖精たちはしばらくの間、ここで過ごすことになります。

ネフレンは、ヴィレムのいる宿屋へ行きます。そしてヴィレムに、陽性倉庫のみんなを助けてほしいと頼みますが、記憶がないため断ります。

そしてある日、ヴィレムは買い物していると、今にも墜落しそうな飛空艇が飛んでおり、そしてその飛空艇から大量の二番目の獣が現れました。

街にいた妖精兵たちは獣との戦いの準備をしていたが、エルビス集商国が、「自分たちがやるから妖精たちは何もしなくていい」と言い出します。彼らは獣を簡単に倒せる兵器を持っているらしいです。

エルビス集商国は、「自分たちが獣を倒すことで、妖精兵は必要ない」と知らしめ、そして妖精倉庫の妖精兵たちを自分たちがもらうことが目的だったのです。

エルビス集商国の連中は「自分らだけでやる」と言っていたものの、妖精兵たちは獣退治へ行きます。そして、そこでエルビスの、金属鎧の兵器を見ます。その金属鎧の中に、大量の光の粒と、柔らかい水色のものが一瞬だけ見えました。アイセアとラーントルクは、それらが妖精であると分かり、そしてラーントルクは頭が真っ白になります。

恐らく妖精倉庫に連れて来られる前に、エルビス国が回収してしまった妖精でしょう。

そしてヴィレムは、妖精兵たちよりも金属鎧の近くにいました。そしてその中にいるものも見ます。それが妖精だと一瞬で分かり、そしてその妖精が、クトリと似ていることに気付きます。ヴィレムはこれがきっかけで記憶を取り戻します。

記憶を取り戻したヴィレムは、先日ネフレンが言っていた意味を理解します。

ヴィレムは、獣の力を使いながら金属鎧を破壊しました。

ヴィレムは、「妖精兵たちが自分を倒すことで、妖精兵はやはり必要なのだ」と知らしめることが目的でした。

そしてそこへやって来たラーントルクとアイセア。アイセアはヴィレムの考えを理解し、理解できてないラーントルクに教え、そして後からやって来たティアットと戦います。

そして、正規の兵士にはなっていないラキシュに貫かれ、ヴィレムは最後に「ありがとう」と言い、死にます。

エルビスの計画は失敗し、妖精たちはしばらくは安泰。

その後ヴィレムの死体は2番浮遊島で安置されます。ちなみにヴィレムを生き返らせることは可能らしいですが、生き返らせたとしても獣のままです。

ヴィレム復活!?

あれから時は経ちました。

妖精倉庫へ向かっていヴィレムは、空から振って来た女の子の下敷きになります。そして、その女の子が酷くクトリに似ている事に気付きます。

そしてその女の子、「リィエル」を心配して走って来たナイグラート。ヴィレムを見て信じられないような顔をします。

「悪いな。大分長いこと、留守にしてた」

これで「すかすか」第1部は完結です。

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ヴィレムが生き返った理由はまだ分からない

なぜラスト、ヴィレムは生きて妖精倉庫へ向かう事が出来たのかはまだ不明です。恐らく第2部の「もう一度だけ、会えますか?」で明らかになると思われます。

その他にも明らかにならなかった伏線は残っているため、それらも第2部のほうで明らかになっていくのだと思います。

リィエルについて

原作のリィエルの挿絵を見ると、本当にクトリと瓜二つです。第1部では明らかになっていませんが、恐らくクトリの生まれ変わりではないでしょうか。

最後に

この記事ではアニメ以降のストーリーを大ざっぱに書いただけですので、かなり飛ばしています。エルクの事や、獣の正体、妖精兵の正体など、原作では明らかになってる部分も飛ばしまくってます。

気になる方はぜひ原作を!と言いたいところですが、そこら辺はこれから記事にしていこうと考えていますのでよろしくお願いします。