よう実7巻のネタバレと感想!龍園との決着と坂柳と高円寺回です!
第6巻から、アニメも挟んで5ヶ月、ようやく最新7巻が発売されました!
早く読みたくて仕方なく、発売日そうそう書店へ足を運び、帰って速攻読破しました。
という事で「ようこそ実力主義の教室へ」7巻、ネタバレしていきます!
モブになったかつての仲間たち
6巻で結成された綾小路・佐倉・三宅・幸村・長谷部の5人のグループは、7巻ではより一層仲良くなっています。
放課後ケヤキモールで話し込んだり、一緒にカラオケに行ったりなど。相当仲良くなっています。
そして、櫛田・池・山内は出番0です!
須藤と堀北は多少出番がありますが、かつてメインだったキャラたちがここまでモブに成り下がるとは思いませんでしたね...
人を道具としか見ない綾小路ですが、あのグループでいると「気楽」と言ってたため彼らに対しては友人と認識しているんでしょうね。
椎名ひよりについて
6巻で新たに登場したCクラスの椎名ひよりですが、彼女は争いごとは好きじゃないようです。
龍園の指示には従いますが、進んで何かをしようとはしません。
そして大の本好きで、偶然図書室で、綾小路と椎名がお互い本好きだと知り意気投合して、一緒に昼ご飯を食べたりしてました。
ひよりは今後綾小路の友人的ポジションになる気がします。それを見た堀北が嫉妬したり、もしくは堀北と仲良くなる展開もありえますねw堀北も読書家ですし。
綾小路パパ登場
なんと、綾小路の父親が学園にやって来ます。息子清隆を退学させ、連れ戻すつもりで来ました。
そして清隆がこの学園に来た経緯が明かされます。
ホワイトルームにて暮らしていた清盛ですが、恐らく清盛が中3の歳の時の1年の間、ホワイトルームが使えない状況でした。その間清盛は別のところに預けられていました。
そこで清盛の管理を任されていた松雄という執事が「高度育成高等学校」について教え、そして入学させました。
その結果、綾小路パパの意向に背いた松雄はクビ。そして彼の息子は難関高校を強制退学で、別の高校に進学しても退学。松雄本人もどの会社にも働けない状態。
綾小路パパは相当な権力を持っているようで、そういった根回しをしたらしいです。
最終的に、「息子には手を出さないでくれ」と言った後松雄は自殺。息子はバイトで食い繋ぐ生活を送っているらしいです。
綾小路パパはそんな話を息子にしました。
高度育成高等学校と坂柳の正体
綾小路パパは清隆を退学させ、ホワイトルームに連れ戻したいようですが、この学校のルール上、生徒の意思を無視し退学させることはできないと、理事長が話します。
理事長は、綾小路パパの知り合いでした。恐らく上司と部下の関係でしょうか。以前、綾小路パパにお世話になったことがあるらしいです。
そして、なんと理事長の苗字は「坂柳」。Aクラスの坂柳有栖の父親でした。
有栖が綾小路の事を知っているのは父親繋がりだったようです。
そして、綾小路は元々この高校には進学できませんでした。
高度育成高等学校は、決まった生徒しか入学できません。
中学で推薦されたものは、試験で0点でも、面接がクソでも必ず受かります。逆にそうじゃない人間はどんなに成績が良くても受かりません。
この高校での受験はただの見せかけでした。
なので本来綾小路が受かる事はないのですが、理事長が、綾小路パパの息子であると気づき合格にしたようです。
綾小路パパは、いずれ無理やり清隆を退学させるといい去ります。
綾小路、Aクラスになるための協力辞退
綾小路は、茶柱先生の嘘に気付きます。
父親や理事長と話した中で、以前茶柱先生が言っていたことが嘘だと見抜き、そしてAクラスを目指すのを辞める事にします。
綾小路は元々、茶柱先生から「Aクラスを目指さないと退学にする」と脅されていたため動いていました。それが無くなった今、彼はAクラスに上げる協力をやめ、以前の生活に戻る事にしました。
茶柱先生はどうしてもAクラスに上がらせたかったらしいです。なぜそこまでして上がらせたいのかは今のところ不明です。
龍園の計画実行
龍園は存在Xに対し、「正体がバレる事に対する恐怖」を味わせるため、Dクラスの生徒を監視したり、高円寺を呼び出すなどの行為をしていました。
そして計画実行日である2学期最後の放課後、屋上に軽井沢を呼び出しました。
「来なかったらいじめの件をバラす」と脅しメールを送られた軽井沢は来ざるを得なかったです。
誰かに話してもバラすと脅されていましたが、綾小路にはメールを送っていました。
ちなみに龍園も綾小路にメールは送っていました。
そして軽井沢に、存在Xの正体を吐かせるために、龍園とその取り巻きのアルベルトや石崎、そして伊吹が、冬の寒い中、バケツの水をぶっかけたり、暴力を振るったりします。
それでも軽井沢は、吐きませんでした。
「何度聞かれても、絶対に言わないから」
「助けてくれる」と約束してくれた綾小路はいつまでも来ず、軽井沢は諦めかけていました。
それでも、軽井沢は口を開けませんでした。
自分の学校生活を捨ててでも綾小路の名前は口にしませんでした。
綾小路TUEEE
綾小路は学校が終わった後、三宅達と少しの間一緒にいた後、茶柱先生の元へ行きます。
茶柱先生に、今屋上で起きてるであろうことを話し、そして屋上へ向かいます。
しかしなぜか綾小路は途中で雑談をしようと持ち掛け、そしてこの学校のルールについて彼女に問います。
ポイントで買えるものについて。テストの点数はどういう仕組みで購入できるのか。
茶柱先生と話していくうち、「答えられない」という結論になります。学校には少なくても1000以上の細かいルールがあり、教師はそれをすべて生徒に教えられるわけではなく、中には教師すら把握してないルールもあるようです。
暴力行為のもみ消しや退学処分の取り消しもポイントで買えるが、細かい数値は答えられないようです。
そんなことを話していくうち、堀北の兄がやって来ます。
綾小路は、堀北兄を屋上で起こったことへの目撃者とするべく呼びました。
原作2巻の須藤の暴力問題のような「やったやられた」の押し問答を避けるための証人です。
そして綾小路は屋上へ行きます。
伊吹は存在Xが綾小路なわけがないと騒ぎますが、無人島で、カメラを壊した事実や、無線機の事などを話し本当に自分が存在Xであると信じさせます。
そして、龍園は綾小路をアホだと言います。
綾小路が、Dクラスの陰で暗躍しているXだと言う事実を隠したいなら軽井沢を見捨てればいい。だが綾小路は来た。つまり軽井沢を守る必要があった。そう龍園は考えていました。もちろん龍園は、Xの事だから何かしら手段を考えてるだろうと予想はしていました。
しかし綾小路は「自分の正体をバラせば軽井沢への今回の暴力を教師報告する」という事を武器にします。つまり軽井沢の秘密の事はバレても構わないという事です。
龍園からしてみれば、自分の正体を明かしてまで屋上へ来たわけですから、軽井沢の秘密を守る必要があったと思ってました。
しかし綾小路はバラしても構わないと言います。
つまり、片方が秘密をバラせば交戦になることは間違いありません。そして互いのクラスに傷が残ります。
伊吹や石崎は「存在Xの正体が知れただけでもいいんじゃないか」と、今回の事は秘密にしようと龍園に言いますが、龍園は違いました。
「綾小路を暴力で屈服させる」
龍園は、Cクラスを暴力で従えていました。伊吹も石崎も、アルベルトも。
だから、綾小路も暴力で従えてやろうと行動に移します。
今回の事はお互い、外部にバレるわけにはいかない。だから何が起きても互いに泣き寝入りするしかない。だから暴力沙汰になっても問題ない。
「この場にいる4人だけじゃ、オレは止められない。」
と言うわけで、石崎・アルベルト・伊吹の3人、綾小路に仕掛けますが、一瞬でノックアウト!
そして龍園も攻撃を仕掛けますが綾小路TUEEEすぎて手に負えません!
龍園はめちゃめちゃケンカが強かったです。龍園という男は、負けても負けても、どうすれば次は勝てる考え、そして最後は必ず勝ってきました。そうやって相手を屈服させていました。
しかし龍園もノックアウト!
Cクラスの敗因
龍園は、綾小路の正体と、軽井沢の過去を過信しすぎていました。
軽井沢の秘密に関してはバラされても構わないという姿勢で、そしてCクラスがこれから、Dクラスを窮地に追い込むような事があれば今回の事を学校に通告するかもしれない。Xの正体がバレてでも。
つまり、Cクラスだけが、一方的に弱味を握られたのです。
Cクラスが上のクラスに上がるため奮闘したとしても、綾小路が今回の事をバラせばCクラスは重い処分が下される。つまりCクラスは詰み。
それを防ぐには、今回の事は全て龍園の独断で、伊吹たちも龍園の命令でやらせれた。そういう事にし、龍園が退学すれば解決する。
と言うわけで、龍園は退学を決意し、自分の携帯を伊吹に預け、「残ったプライベートポイントはCクラスで分けろ」と言い残し屋上を立ち去ります。
意外といい奴(?)な龍園君
翌日、龍園は退学届けを出すべく学校へ向かいます。
その途中、伊吹に会います。龍園を待っていたようです。
伊吹は龍園の退学を止めるべく説得しますが、龍園は退学する意思を曲げません。
そして、伊吹は龍園に言います。
龍園の携帯にあった、3年間のAクラスに上がるための算段計画。そこには8億ポイントが最終的に得られるような計画になっていました。
龍園一人だけAクラスに上がるには2000万ポイントだけで問題ない。しかし8億ポイントということは、Cクラス全員がAクラスに上がれるような設定です。
「ただの落書き」と切り捨てていましたが、龍園は、以前Cクラスに言った「俺について行けば必ずAクラスに上がれる」という約束は守るつもりだったようですね。意外にいい奴なのかも?w
そして学校に行き、担任の坂上のところに行くと、アルベルトと石上がいました。
「龍園が退学するなら、二人も退学すると言ってきかない」
さらに、昨日の件はCクラス同士での内輪もめではなく、CとDクラスが揉めたという事になっていました。そして破損したカメラもDクラスの一人が関与しており、その修理費をプライベートポイントでお互い支払えば今回の問題は解決になるそうです。
綾小路の入れ知恵みたいです。
本来、龍園がすべての罪を被り、退学することでCクラスは守れる事になります。しかし二人も退学するとなれば龍園の退学は無駄になります。
というわけで龍園は退学をやめました。
そして風の噂で、龍園はCクラスのリーダーを辞め、今は一人孤独に生きているらしいです。
綾小路は龍園に対し、「やはり俺と似ている」と思います。
そして、「利用価値がある」と。
- 作者: 衣笠彰梧,トモセシュンサク
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/10/25
- メディア: 文庫
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感想
クッソ面白かったです。今までで一番面白かったです。
5ヶ月待っただけの価値はありました。
軽井沢が完璧なメインヒロインであると分かった巻でしたね!
なんか、アニメで活躍してた人は全然出てない巻でしたねw
軽井沢と、三宅らのグループはアニメではモブですし、こいつらがここまでメインキャラになるとは想像してませんでしたねw
1巻でヒロイン候補だった堀北と櫛田の出番もほぼないというw
そして、終盤の龍園戦も面白かったですが、高円寺のくだりがクッソ笑いました。
高円寺の龍園に対する「ドラゴンボーイ」という呼び方。それをネタにする坂柳。
そして「リトルガール」と名づけられた坂柳の、高円寺に対する反論。
今までほとんど出番がなかった坂柳ですがめちゃめちゃいいキャラしてますね。
やはり高円寺は今後かなり重要なキャラになって来そうです。