【俺ガイル13巻】ついに俺ガイル続刊が発売!どんなストーリーか?14巻の発売日は?
12巻から1年2ヵ月、ようやく俺ガイル13巻が発売しますね。
元々は10月の発売予定でしたが、11月20日に延期してしまいました。
さすがに11月に入ってから、また延期になりました!という情報はないと思いますが、まあいつもの俺ガイルを知っている人なら信用できませんね...
12巻のおさらい
以前にこちらの記事で12巻のネタバレを書いてました。
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12巻の大まかな内容は、3年生の謝恩会でプロムをやりたいという、一色に頼まれた依頼ですね。
最初は雪乃一人でやり、ちょっとだけ八幡と由比ヶ浜が手伝う的な感じで順調に進んでいました。
しかしラストの方でプロムが中止になる趣旨を平塚先生に告げられ、それを八幡が助けようとします。
「いつか、助けるって約束したから。」
それを知った由比ヶ浜の涙。
あとは3人の関係性をなんていうのか、陽乃は「共依存」と結論。
表紙は雪乃でしたが、由比ヶ浜がメインの話と言ってもいい感じの巻でしたね。
13巻はどんな話になる!?
エンドロールが流れる前に
暦は雪解けの季節を迎えるが、新しい希望の芽吹きはまだ遠く感じられる3月。
それぞれの想いを言葉にし、行動しようとする雪乃、結衣、八幡。そして、それは今のままの関係でいることを終わらせることでもあって――。
雪ノ下雪乃は、最後まで見届けて欲しいと願った。由比ヶ浜結衣は、このままずっと一緒にいられたらと祈った。美しい夕日に時が止まればと願っても、落日を迎えなければ新しい日はやってこない。前に進むために諦めること、終止符を打つこと。悩むまもなく、巻き戻すことも出来ず、エンドロールは流れ始める……。 ※Amazonより引用
このあらすじから察するに、恐らく3人が、それぞれに自分の気持ちを伝えるのだと思います。
八幡が、雪乃、結衣に抱いている気持ち。
雪乃が、八幡、結衣に抱いている気持ち。
結衣が、八幡、雪乃に抱いている気持ち。
12巻までの内容から、恐らく結衣は八幡に好意を抱いてるでしょうが、雪乃の八幡に対する気持ちは好意ではないような気がします。
そういったことも、13巻では全て明らかになると思われます。
雪ノ下雪乃は、最後まで見届けて欲しいと願った。
あらすじのこの文章から、12巻ラストで八幡は、プロム中止の件で雪乃を助けようとしていましたが、雪乃はそれを拒み、「自分でやり遂げるから、最期まで見届けてほしい」と、八幡に頼らず一人でやり遂げようとするんでしょうね。
前に進むために諦めること、終止符を打つこと
3人の気持ちを告白し、今の陽乃がいう「共依存」の関係に終止符を打つ。
由比ヶ浜結衣は、このままずっと一緒にいられたらと祈った
この文章がちょっとどう転ぶか分かりませんね。3人の気持ちを告白することを結衣が拒むのか。それか告白してなお、3人で一緒にいたいと思っているのか。
14巻の発売日はいつ?
【俺ガイル12】ちなみに、先日のイベントのステージにサプライズ出演された渡航先生より「俺ガイル12巻は終章の上、中、下巻の上巻に当たる」「中、下巻にあたる13巻と14巻は同時くらいに発売」との発表があり、現在制作進行です!!お楽しみに!!!!!(☆) pic.twitter.com/QPXYfh8uAZ
— ガガガ文庫 (@gagaga_bunko) 2017年9月28日
さて、渡航先生から、13巻と14巻はほぼ同時に発売すると発表されていましたが、現在14巻の発売日は未定です。
「ほぼ同時」という事なので、普通に考えれば12月には発売すると思うのですが...
渡航先生なのでやっぱり信用できませんね(笑)
さすがに1年後とかはないと思いますが、まあその可能性も視野にいれて待ってたほうがいいかもしれませんね。
【青春ブタ野郎ネタバレ】高校生の牧之原翔子と、中学生の牧之原翔子の正体とは?
灰色だった咲太の心を救ってくれた高校2年生の牧之原翔子。そして咲太が高校2年生になった後現れた中学1年生の牧之原翔子。
今回は二人翔子の正体についてネタバレしていきます。
「翔子さん」に救われた咲太の過去
咲太が中学3年生の時、妹の花楓がいじめに合いました。それにより思春期症候群が発生し、花楓が自分に対する暴言を見ると体に傷や痣が溺できました。それを目の当たりにした母も現実を受け入れず楓から離れたり。医者にどれだけ丁寧に説明しても自傷行為だと決めつけ、思春期症候群なんて子供の戯言だと聞き流しました。
それから咲太と親しかった友人も、みんな咲太から離れていきます。
「みんな咲太はおかしいと言ってるから。」「みんなそう言ってるからそうなんだ」と、いくら間違った情報でも、「みんな」が言ってるからと言う理由でそれを信じてしまいます。
自分が正しいはずなのに、間違ったことにされてる。そんな理不尽から咲太の世界は灰色になりました。
そんな咲太に、七里ヶ浜の海で声をかけ、彼の心を救ってあげたのが高校2年生の翔子さんです。
翔子の病気
中学1年生の翔子は、小さい頃から心臓に重い病気を抱えていました。ドナーが現れなければ中学を卒業することも難しいレベルで重い病気です。
咲太と出会った後も、病気のせいで、翔子が両親に何か頼みごとをすると絶対に断らないという理由で、猫を飼いたい事を聞くのを躊躇っていました。
両親が「病気の体に産んでごめんね」と感じてるからです。
しかしそれを咲太は、「翔子自身が『病気でごめんなさい』と思っていて、それを両親も感じ取ってるから申し訳なくなるんだ」と言い、翔子は両親に「大好き」と本当の気持ちを伝える事によって救われます。
「翔子さん」の正体
6巻の最初で、咲太の心を救った翔子さんが出て来たとき、翔子は自分で「わたし、時々、大きくなるんです」と言っていました。ちなみに当時高2だった翔子さんは咲太が2歳年を取ったのと同じく、翔子も2歳年を取って現在大1です。
中学を卒業することも難しいと理解した小さい翔子が、高校生になりたい、大学生になりたい、大人になりたい。しかしそれができないと理解している翔子の思い描いた夢の姿が今の大きな翔子だと言っていました。
でも大きい翔子が世界に存在していながらも、小さな翔子は存在していて、それは小さな翔子が入院していて意識がない状態だかららしいです。
しかし大きい翔子と小さい翔子が性格がまるで違う事に咲太は疑問を持ちます。大きい翔子さんのほうがだいぶふてぶてしいと。
しかしその後、理央が本当の翔子の正体を推測しました。
いろいろ何とか理論とかがあって複雑なのですが、
小さな翔子はこのまま成長すれば自分は死んでしまう。だから成長しなければいいのにと思い、そして小さな翔子がいる、つまり咲太が生きているこの世界の時間はスローモーションになりました。
その結果、咲太の心を救った翔子がいる世界では、咲太の世界よりも時間が早く進んでいて、翔子の年齢も19歳になっているという事です。
二つの世界は、目には見えないけど混ざり合っていて、そして何かの偶然で大人の翔子さんの存在に気付くことができた。という理論です。
しかし、この理論が本当なら、小さい翔子は大人になれるわけですから、病気が治るという事です。翔子の病気を治すにはドナーの提供者に巡り合え、移植手術ができるようになったというわけです。
そして大人の翔子の性格が、小さな翔子とまるで違うのは、心臓の提供者の影響の可能性が高いです。
ちなみに理央の推測は合っていました。
要するに、大きな翔子の正体は、小さい翔子の6年後というわけですね。
咲太の胸の傷跡の秘密
咲太は、自分の胸にある不可思議な3本の傷跡を、花楓を救えなかった自分への罰だと思い込んでいました。
しかし本当は、翔子が関係していました。
翔子に心臓を提供したのは、咲太です。
咲太はクリスマスに事故に遭い脳死となり、そして心臓を翔子に提供することによって、咲太は死に、翔子は生き延びる事ができました。
大きい翔子の世界では咲太は亡くなっています。
つまり、同じ世界に咲太の心臓が2つあるという矛盾から、咲太の胸には3本の傷が発生したというわけです。
最初に胸の傷ができたのも、5巻のラストで傷が再発したのも、翔子が登場するタイミングと一緒でした。
大きな翔子の性格は、心臓の提供者である咲太の性格に似た結果というわけですね。
翔子さんが咲太を救った言葉
妹の事があってどん底だった中学3年生の咲太を救ったのは翔子。
そんな翔子が咲太に向けた言葉、「ありがとう」「がんばったね」「大好き」「人は、やさしくなるために生きている」
咲太へいろんな言葉を届け、救った翔子ですが、その翔子の言葉は咲太から聞いた言葉です。
咲太が中学生の翔子に、大きな翔子さんから聞いた言葉を届け、それを聞いた小さい翔子が、高校2年生になった時、もう一つの世界にいる咲太に同じ言葉を届け、そしてその言葉で救われた咲太が、その2年後中学生の翔子に同じ言葉を届け、それを聞いた翔子が高校2年生の時に…
まさにループしている感じですねw
まとめ
青ブタは、アニメは第5巻までやり、6,7巻の超面白い部分を映画でやりますね。
個人的には、2クールで6巻のゆめみる少女まで丁寧にやって、とんでもないラストで最終回を迎え、「あとは映画見てね☆」的な感じがベストでしたねw
原作をリアルタイムで見てた時は7巻の発売日が待ち遠しすぎてやばかったですから。
【青春ブタ野郎3巻ネタバレと解説】理央の思春期症候群の原因と解決方法は?
青ブタ3巻は、理央回。今回は3巻の理央の思春期症候群についてネタバレと解説をしていこうと思います。
翔子についても3巻では結構書いてますが、今回は理央をメインでネタバレしていきます。
理央の思春期症候群の症状は?
双葉理央の思春期症候群は、「同じ世界に双葉理央が二人存在する」という症状です。
要するに、元々一人だった理央が2人に分離してしまうということです。
咲太が麻衣と一緒にいるとき、ネカフェに入っていく理央を見てついて行き、そして理央に電話をかけたら、咲太の目の前にいる理央は電話を持ってないのに、咲太は理央を電話をしているという不可思議から発覚しました。
思春期症候群の原因
理央の家庭環境は複雑で、理央の両親は仕事で忙しく、理央は普段デカい家にほぼ一人暮らしの状態です。
さらに、数少ない友達である佑馬には彼女ができ、そしてその後、咲太にも彼女ができてしまいました。それによって理央の孤独感は増し、それを紛らわすため、SNSでえっちな自撮りを投稿するようになりました。
その投稿の反応を見て、「誰かに必要されてる」と欲求を得ようとして、しかしその行為を自分自身で否定する自分もいて、そして分裂しちゃいました。
否定する理央は咲太の家にお世話にしばらくお世話になる事になってますが、欲求不満理央はいまだにUPし続けています。
咲太は、まずは欲求不満理央をなんとかしなきゃいけないと理解します。
観測理論のお話し
量子もつれだとか、観測理論と言った理由で、二人の理央を同時に観測することはできません。
ネカフェにいた理央を理央A、自撮りをSNSにアップし続けている理央を理央Bとします。
理央Aと咲太が一緒にいて、理央Bと麻衣が一緒にいたとします。その後この2組が合流したとしても、咲太は理央Bの事、麻衣は理央Aの事を観測できないという事です。
それか、咲太からは理央AとBはお互いに見えない位置にいるけど、咲太の姿は両方見えるという位置にいたとするならば、咲太は片方の理央の事しか観測できません。
原作では理央Aと理央Bが会う場面はないのでどうなるかは分かりませんが。ドッペルゲンガーみたいに片方が消える可能性もありますし、両方消える可能性もありますし、もしくは何も起こらず、お互いに観測できない可能性もあります。
でもお互いの理央が電話することは可能のようです。姿を認識してるわけではないので、「存在が確定している」わけではないという理論みたいです。
自撮りUPが咲太にバレた経緯
理央が分離した後、欲求不満の理央は夏休みながらも毎日部活に参加していました。そんな中、佑馬の彼女である上里が、理央が自分のスカートの中を写メってるところを目撃します。
そして物理実験室に理央のスマホが放置されてるのを発見し、覗いてみたらアカウント発見。
それを咲太に伝えたのが経緯ですね。
佑馬と仲良くしてる女、ということで多少は嫉妬してるでしょうけど、佑馬の友達という理由で何とかしたほうがいいという良心があったため咲太の伝えたんでしょうね。
解決方法
要するに、自撮りUPを肯定する理央と、否定する理央に分離したわけですから、二人の気持ちが合致すれば解決するわけです。
咲太は、理央の孤独感が原因で自撮りUPを始めたと気づきます。
そんな中、理央のアカウントに、写真を見て、峰ヶ原高校の制服だと気づいた変態が、「会おう」と言ってきたことが原因で怖くなりアカウントを削除します。
その後自室で怯えてる夜中、咲太は佑馬に「理央のピンチだから今すぐ来い」と電話すると、一瞬で佑馬は来ました。
理央は、佑馬や咲太に彼女ができようと、二人は大事な友達。「私は一人じゃない」と気付きます。そして自撮りUPも二度としないでしょう。
そして3人で七里ヶ浜をバックにした自撮りをし、そして3人で花火を見に行く約束をしました。
もう一人の理央のさらなる孤独感
欲求不満理央が自撮りUPをやめ、そしてスマホの3人の自撮り画像なんかを咲太に見せられたため、理央は「私は必要ない。もう一人の私が双葉理央をやればいい」と結論にいたります。
まあその後咲太といろいろ話していくうち気持ちも変わってきて、理央は(元)欲求不満理央に電話し、「私も、一緒に花火行きたい」と伝えると、分離した理央は合体しました。
二人の気持ちが合致したからですね。
3巻の理央の思春期症候群についてのネタバレと解説は以上です。
青春ブタ野郎第5話のネタバレと解説 朋絵の咲太に対する気持ちは?
青春ブタ野郎、待望の第5話が放送されましたが、結構駆け足でしたね。原作を読んでないと理解できない部分もあったと思うので、今回は5話の解説とネタバレをしようと思います。
麻衣が咲太に心配している事は?
麻衣の「フリが本当にならなきゃいいけど。あの1年生の事よ」のセリフ。
咲太は言葉の意味を理解しておらず、「僕は麻衣さん一筋です!」と言っていましたが、麻衣が心配しているのは朋絵の事です。
朋絵が、本当に咲太の事が好きになる事を心配していました。
麻衣自身が咲太のカッコよさを理解しているんですからそりゃ心配しますよねwまあ現実になるんですけどw
朋絵の今の自分に対する気持ち
水族館デートで、朋絵が咲太に「今ペンギン先輩に似てる」と言ったペンギンは、みんなにはついていかなく、マイペースなところが、空気を読まない咲太に似てると言う意味ですね。
それに対し、「あたしは、違う……後ろからみんなについていってるペンギン」というセリフは、必死にみんなと話を合わせたり、嫌われたくない理由から空気を読みながら無理して友達付き合いしてる自分に重ねたセリフですね。
その後咲太が朋絵に「気に入ってないのかよ、今の自分」という質問に対し、「気に入ってる」。
その後思春期丸出しで「本当の自分はこんなんじゃない」と想いながらも化粧を覚え可愛くなった自分の事は気に入ってますが、でも言葉が重いのは、「無理して友達付き合いしてるのが本当に正しいのか」と疑問を抱いてるからですね。
朋絵のクラスのカースト
朋絵が、米山さんがなくしたものを一緒に探してくれると言うと、米山さんは「朋絵は玲奈と同じグループだから」という理由で断りますね。
つまり、低いカーストに位置する人間が、一番リア充グループであろう玲奈グループとは関わっちゃいけない空気みたいなのがあるようです。
この現場に、朋絵が咲太ではなく玲奈たちと一緒にいたとしたら、朋絵は「探してあげようか」と提案するものの、玲奈が「いいよ、行こう」みたいな感じで拒否り、朋絵も渋々それに従う事になってたでしょうね。ここで「じゃあ自分一人で探す」って言ったら「空気読めない奴」って思われる事を朋絵は知ってます。
ちなみにアニメではすぐに見つかりますが、原作では30分以上探した後咲太が発見するんですがね。
アニメでは省略されてますが、原作で「古賀はさ、もし、玲奈って友達と同じ人を好きになったら、どうするんだ?」って咲太の質問に対し、「玲奈ちゃんには絶対言わない。そして諦める」と返しています。「空気読めない奴」って思われてハブられるから。
朋絵はハブられる事を最も恐れています。本当の友達なら「じゃあライバルだね」「応援するよ」とか、なんかそんな感じの台詞が出てくるんでしょうけど多分。
もろ過ぎる友達関係
数日後、前沢先輩が流した「させ子」「咲太とヤりまくってる」という噂のせいで朋絵は玲奈たちからハブられてしまいます。確証もない噂を信じたり、仮に本当だったとしてもそれ程度の事でハブる時点でお察しですけどね。
そして七里ヶ浜駅で咲太たちを挑発した前沢先輩を返り討ち。恥をかかされたお返しは恥じで返す。翌日以降前沢先輩は「うんこ」と嘲笑されますw
その後玲奈からは「前沢先輩には幻滅」と言って朋絵を勉強に誘う玲奈。本当に性格悪いですねw
それでも朋絵は玲奈と自ら関係を修復すると原作では明記されてますが。
朋絵の咲太に対する気持ち
ここまでされて、咲太に惚れない女の子がどこにいるでしょうか。
ラスト、動画の広告の麻衣を見ながらの朋絵顔は、「私じゃ勝てない」という顔です。
うんこ騒動の前に、朋絵が咲太に、バイト先のファミレスで桜島先輩とはどうなったか聞いていましたが、あれは咲太が麻衣とダメになってるなら、私にもチャンスがあるかもという意味も込めた質問だったんだと思います。
しかし咲太曰く、ループ騒動がなければOKもらっていた。つまりこの嘘恋人が終わったら二人は付き合う事になるだろうと察します。
でも咲太への想いが膨らむ朋絵ですが、「麻衣には絶対勝てない」と理解していて、諦めるしかないという悲壮感の顔ですね。
案の定、麻衣の不安事が現実になってしまったのでした。めでたし。
【青春ブタ野郎解説】麻衣の思春期症候群と、麻衣が認識されるようになった理由は?
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない、アニメの3話で咲太が全校生徒に向けて公開告白をしたことによって麻衣がみんなから認識されるようになりましたが、いまいちなぜ認識できるようになったのか分からない人もいると思うので、今回は麻衣の思春期症候群についてなど、原作1巻の内容を解説しようと思います。
麻衣の思春期症候群の症状は?
麻衣の思春期症候群は、「他人から自分の存在が認識されなくなる」という症状ですね。姿はもちろん、麻衣という人物に関する記憶も全て認識できなくなりますね。
咲太が図書館で麻衣と会った時は、咲太以外の図書館にいた人物全員から認識されてませんでした。
それから 咲太と関わっていくうちどんどん認識できる人物は少なくなり、最終的に咲太を含むすべての人間(咲太が知っている限り)から認識されなくなりました。
思春期症候群が起こった原因は?
麻衣という存在が認識されなくなったのは、麻衣自身よりも、学校が原因ですね。
麻衣が芸能界を引退し、そして普通に高校に通うわけになるわけですが、学校では元超有名女優という事で、麻衣だけが、周りから「見えない壁」を纏っていて近付き難い存在だったのでしょう。また1年の途中からまともに登校し始めたのも原因。
麻衣がまともに登校し始めた時点でクラスのグループは完全に構築され、そこで麻衣と関わらろうとしたら「ウザい」「調子乗ってる」と思われ、一度そうなったらもう戻らないと、そういう「空気」ができていました。
だから麻衣に対しては「空気」として扱わなきゃいけないという「空気」が学校中に伝染し、それが思春期症候群に繋がったのだと思われます。
また芸能界引退してしばらくたって、世間からの注目や関心も薄れてきたことも原因の一つでしょうね。
咲太が麻衣の事をしばらく覚えていたのは麻衣と関わりがあったから。理央や佑真が覚えていたのは、咲太が最近気にしている人と認識していたからですね。
つまり咲太以外の全員が忘れていた時点でも、麻衣が芸能界引退後もずっと麻衣の復帰を望んでいた相当なファンとか、追っかけとか、そういう人は麻衣の事を覚えていた可能性はありますね。でも母親でさえ忘れていたんだから分かりませんけど。
要するに、睡眠によって意識が遮断される事によって、関心のない人は空気か伝染し、麻衣の事が認識できなくなる。関心がある人でもどんどん空気に飲み込まれて行き最終的には誰にも認識されなくなったという事ですね。
麻衣のクラスメイトは、麻衣に関心がなくとも存在は認識していた人は多いようなので、峰ヶ原高校の生徒は最初のうちは認識してた人物は多かったようです。
最初は学校での空気が原因で、学校以外での世間で思春期症候群が起き、それに峰ヶ原高校の生徒も飲み込まれて行ったというのが妥当じゃないでしょうか。
また咲太が麻衣に関心が薄い時から麻衣を認識できてたのは、咲太自身が空気を読まない性格だからでしょうね。
公開告白で麻衣の存在が認識されるようになった理由は?
試験中、麻衣に教わった問題と同じものを解いていく中、奇跡的に咲太は麻衣の事を思い出し、そして理央からのアドバイス「全校生徒の無意識を、咲く太の愛が上回ればいい」というのを実行、つまり公開告白をしたことによって麻衣は全生徒から認識されるようになり、そして思春期症候群も解消しました。
元々の麻衣の症状の原因は学校なのですから、それが解決すれば学校の生徒以外からも認識されるようになるわけですね。
「咲太の愛がそれを上回ればいい」というのは要するに、
咲太が全校生徒に「桜島麻衣先輩の事が好きだ」と校庭で叫ぶことによって、生徒は咲太に注目するわけですね。それで「こいつが告白してる相手はどんな奴なんだ?」と感心が行き、桜島麻衣という人物に興味が行き、認識されるようになったというわけです。
空気のように扱われていた彼女にどうすれば関心が行くのか、それが公開告白という方法だったわけです。
おまけ
先日藤沢駅に行ったときに見つけた自販機
アニメ3話でも出てましたね!コラボ!
ちなみに原作ではスポーツドリンクなんですけどねw